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商品詳細

なぜ生活再建が進まないのか。復興をめぐる対抗軸を解明!

ISBN978-4-406-05512-3 C0036

「被災者目線」の復興論

「被災者目線」の復興論

東北の生活現場から考える

定価1,296円(本体1,200円)

2011年10月28日

A5並製 126P

震災から半年以上、なお生活と生業の再建には程遠い状況が…。仙台市で被災し復興に向け尽力する経済学者が、被災地の実情をふまえ復興に求められるものを分析し、政府や宮城県などの対応を検証します。「新自由主義か生存権保障か」「上からの復興案か、被災者の声を積み上げるのか」など復興をめぐる対抗軸が鮮明に!

  • はじめに
  • 1  大震災、私の体験から――生活はどうなったか
  • 2  東日本大震災の性格
    • (1)「大規模性」「複合性」「超広域性」「長期性」
    • (2)高齢化と過疎の地域を襲う人災
    • (3)いかなる取り組みが必要になるか
  • 3  復興構想会議提言をめぐって――被災者と被災地を向いていない奇妙な構想
    • (1)復興の基本方針
    • (2)「被災者」も「生存権」も記載されない「復興構想七原則」
    • (3)「創造的復興」の意味するもの
    • (4)「特区」構想
    • (5)「従来の支え合い」を基盤とする提言――自助と互助が中心
    • (6)復興に公的責任を果たさないと宣言するに等しい「新しい公共」論
    • (7)日本社会の「絆」の弱化
    • (8)「絆」をめぐる震災後の状況
    • (9)どのような社会をめざすのか
  • 4  宮城県震災復興計画(第二次案)から見えてくる危うさ
    • (1)委員の構成――「国と世界」を論ずる委員ばかりで地元自治体関係者はゼロ
    • (2)野村総研が音頭を取る財界シンクタンクそろい踏み
    • (3)経済団体の「震災太り」復興構想
  • 5  現場からの再建・復興へ――せめぎあいの対抗軸
    • (1)主な対抗軸
    • (2)復興案の策定をめぐって
    • (3)自治の力に依拠する
    • (4)地域循環型経済を基礎に
    • (5)復興財源をどうするか
  • 6  この状況下での「社会保障と税の一体改革」
    • (1)弱体化させられた社会保障と孤独社会・閉塞社会
    • (2)最近の政府・財界の社会保障政策
    • (3)労働と生活の総合的保障としての社会保障
  • おわりに――日本社会の憲法的再建を