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新日本出版社

商品詳細

始めさせないために今考えよう「戦後」のかたち

ISBN978-4-406-05923-7 C0036

「戦争」の終わらせ方

「戦争」の終わらせ方

定価1,728円(本体1,600円)

2015年7月22日

四六判並製 208P

「戦後」日本で、再び「海外で戦争する国」につくりかえる「戦争法案」が強行されようとしている。本当に日本は先の戦争を終わらせているのだろうか。日清戦争からベトナム戦争まで、日本が関わった戦争とその終わらせ方、世界は「次の戦争」を止めるために何をしてきたのか、を歴史的に検証し日本の進路を考える。

*目 次
プロローグ 現代日本の歴史認識――その問題点 7
1 日清戦争はどう終わらせたのか――日本社会と植民地支配  13
日清戦争の始まり 14/四種類の戦争という構造 20
七月二三日戦争・甲午農民戦争・台湾征服戦争 21/伊藤さん、あなたは 23
変わる日清関係 24/朝鮮の改革は日本の手で 26
三国干渉来たる 29/御前会議の審議・決定と発表 31
三国干渉後の対朝鮮政策 35/朝鮮問題の解決策 37
変わる日本社会 39/朝鮮文化と戦前日本社会 40
清・中国と日本 41
2 義和団戦争の終わらせ方――清国・アメリカ・日本  43
清国の焦り 44/過酷な講和条件と第六条のその後 45
先駆けのアメリカ 47/アメリカを追う列強 49
最終ランナーの日本 50/「中国賠償金」問題の終着点 52
3 日露戦争の終わらせ方――帝国の縄張りと消失  53
満州・韓国をめぐる日本とロシア 54/開戦へ踏み切る 55
正戦論の横行 56/日露戦争の推移 58
日本軍の限界だった日露戦争末期 61/ポーツマス条約の調印 63
ポーツマス条約と清国の承認条項 64/鉄道守備隊の虚実 65
清国との協議 68/ポーツマス会議で何を決めていたのか 71
大陸への利権の拡大 74/日露、帝国の蜜月とその終わり 75
日露戦争が遺したこと 77
4 第一次世界大戦の終わらせ方――英米仏と日本  79
欧州戦争から世界戦争へ 80 /膨大な被害者たち 81
世界戦争が終わった日 82/社会主義ロシアの新提案=無併合・無賠償 83
ウィルソン大統領「国際連盟が必要だ」 84/主導権は五大国に、消極的な日本政府 85
国際連盟設置の提案 87/日本は国際連盟に留保 89
予想外の「万国労働法制」提案 92/狼狽する日本政府代表団 94
欧米に不評な日本代表団 96/パリ講和会議への日本政府の準備 97
国際紛争の解決法 99/日本国憲法九条に引き継がれる 102
ヴェルサイユ平和条約の弱点 103/ヴェルサイユ平和条約第一三編の意義 104
連合国もしばるヴェルサイユ平和条約 106/植民地を放棄できなかった国際社会 108
中国とドイツの戦後 110/ヴェルサイユ平和条約とその後の平和希求 111
5 十五年戦争とアジア太平洋戦争の始まりと終わり方  115
十五年戦争という考え方 116/アジア太平洋戦争の始まり 119
「八月一五日」の意味 121/連合国の戦後構想 122
連合国による戦後への準備 127/戦後平和をめざして 131
日本とアジアの戦後を決めた三つの宣言・協定 135/三つの宣言・協定の「想定外」 138
日本の軍部が夢想していた「戦後」 138/異なった戦後を歩んだ日本とドイツ 141
沖縄を裏切った講和 143/アメリカの戦略に基づく対日講和問題 144
6 朝鮮戦争はまだ終わっていない――植民地支配の記憶  153
朝鮮で戦争が始まった 154/朝鮮戦争の参加国日本 157
朝鮮戦争と反戦運動 159/誰も得をしなかった朝鮮戦争 161
植民地支配の記憶と責任 162
7 ヴェトナム戦争と日本――アメリカの戦略に従う日本  165
日本は関わりがない? 166/アメリカの外交戦略と旧宗主国フランスという枠 168
アメリカの原爆使用計画と北爆 172/地上戦闘部隊の強化と韓国軍 173
日韓会談はなぜ急転直下まとまったのか 175/日本も「対岸の火事」ではなかった 177
ヴェトナム戦争で沖縄の価値が増幅された 178/ヴェトナム戦争の終結 178
ヴェトナム戦争の終わらせ方の意味 180
8 一九四五年以後の日本を捉え直す――戦後平和の意義  185
「戦争」を軸に戦後史を再考する 186/軍事同盟のあり方が変わった 189
「テロとの戦争」はあり得るか 192
エピローグ 戦争を始めさせないために――歴史を直視することの意味 195
参考文献 201
あとがき 205